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問われる「放射性廃棄物の行方」~揺れる名水の町・塩谷町

投稿者: ourplanet 投稿日時: 土, 12/13/2014 - 11:54
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栃木県北部の塩谷郡塩谷町は人口わずか1万2000人の小さな町である。今、町に「最終処分場はいらない」との看板が至ところに立てられている。福島第一原発事故により発生した放射性廃棄物。その最終処分場候補地となった栃木県の塩谷町を取材した。

標高1795メートルの高原山の麓に位置する塩谷町は、豊かな森林資源と豊富な水の恵みを受けてきた。その町に、最終処分場候補地の話がもたらされたのは、今年7月30日。環境省の井上副大臣(当時)が役場を訪問し、「最終処分場の候補地」となったことを町長に告げた。住民は反発し、町長はその日のうちに反対を表明した。

東京電力福島第一原子力発電所事故により発生した放射性廃棄物について、国は2011年、放射性物質汚染対処特措法を制定。1キログラムあたり8000ベクレルを超える廃棄物を「指定廃棄物」と定め、同年11月11日、指定廃棄物は、排出した都道府県がそれぞれ処理するとの基本方針を閣議決定した。

さらに「指定廃棄物」の量の多い、宮城、栃木、茨城、千葉、群馬の5県は、国が新たに最終処分場を建設する計画だ。現在、候補地の名前があがっているのは、宮城県の栗原市、加美町、大和町、そして栃木県塩谷町だった。



その塩谷町で、反対運動が大きくなっている。環境省の計画によると、最終処分場の候補地は、高原山中腹の国有地に位置し、全国名水100選にも選ばれてれいる「尚仁沢湧水」からもほど近い雑木林の中だ。予定地の地面から湧き水が流れ、すぐ脇に川に流れ込んでいる。

今回の衆議院選挙では、同町も含まれる栃木2区から立候補した民主党の福田昭夫氏が、最終処分場の候補地見直しを訴えて当選。前職で、現職の農水大臣である西川公也氏氏がわずか199票の僅差で落選した。

指定廃棄物は拡散処理するのではなく、放射線量の高い福島第一原発の周辺で集中管理すべきと主張する塩谷町とその住民たち。国が一方的に進めてきた計画は、今、大きな変更を迫られている。

【YouTube版】問われる「放射性廃棄物の行方」~揺れる名水の町・塩谷町
https://www.youtube.com/watch?v=Eqdv-9e_cko

関連サイト
栃木県塩谷町
http://www.town.shioya.tochigi.jp/forms/top/top.aspx
塩谷町民指定廃棄物最終処分場反対同盟会
http://shioya-doumeikai.jimdo.com/

関連動画
放射性廃棄物の最終処分場〜国と地元で平行線(2014年11月10日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1852
「最終処分場反対」抗議集会に4市町の住民集合(2014年11月25日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1861

ビデオで使用した曲(Creative Commons)
Christian Bjoerklund「Hallon」
Candlegravity「With Many Tears」
tou284「psychadelik pedestrian pacific」

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