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映画『川の底からこんにちは』レビュー

投稿者: ourplanet 投稿日時: 水, 04/14/2010 - 08:29

『川の底からこんにちは』(2009年/日本/112分)
監督:石井裕也

日本社会が抱える競争意識、家族関係、隣人との関係などをユーモアを交えながら描き、終盤は泣かせる演出は正統派娯楽映画ともいえる。

主人公の女性は6歳で母親を亡くしており、高校卒業後に家を飛び出し都会へ。行き掛かり上いっしょに暮らすことになった男性には、離婚時に引き取った子どもがいるがその子どもも、行き掛かり上父親のもとにいるようだ。「しょうがない」という口癖がいつの間にか「がんばるしかない」に変わり、周りにはっぱをかけるようになる…

作品の根底には大人の世界をみつめる子どもの視点が流れている。そして、味わい深い俳優たちの演技は、どうぞ笑って泣いてください!と言わんばかりの迫力に満ちていてどこか懐かしい。

制作は第60回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待されるなど国内外から注目を集める、26歳の石井裕也監督。なるほど、とその理由がうなずけた。【試写:池田佳代】

5月1日(土)より渋谷・ユーロスペース
5月15日(土)より横浜・ジャック&ベティにて公開。
5月8日(土)から、同ユーロスペースにて石井裕也監督特集上映も決定。

公式サイトhttp://kawasoko.com/