五輪開催に反対する市民グループのメンバーらが22日、五輪開催費用費用が大幅に膨らんでいることなどについて、小池都知事に対する公開質問書を提出した。
2020年の東京五輪開催に反対する研究者や市民らが22日、「2020オリンピック災害」おことわり連絡会を結成した。東京・渋谷で開催された集会にはおそよ100人が集まり、参加者が次々とスピーチを行った。
11月7日に豊洲市場へと移転予定だった築地市場。しかし、土壌汚染を防ぐための「盛り土」問題などが勃発し、小池都知事が移転延期を決めた。移転延期のニュースが大きく取り上げられる中で、築地に生きる人びとは揺れている。
2020年東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設予定地で11日、起工式が開催された。出席した安倍首相は「東京オリンピックを世界一の大会にしなければならない。新しい国立競技場は、その舞台にふさわしいスタジアムだ」と述べた。
東京都は3日、新国立競技場に隣接する明治公園の全面的な封鎖作業を始めた。これに対し、公園で暮らす野宿生活者や支援団体のメンバーらが抗議し、作業は中止された。野宿生活者らは「また追い出される。私たちは一体どこに住めばいいのか」と不安を口にしている。
築地市場の豊洲移転問題、競技会場となる3施設の見直し、開催費用の膨張―。東京五輪にまつわる大規模な開発計画は混迷を深めています。OurPlanetTVではこれまで、これら大規模開発の現場を取材。