福島第一原発事故
2013/01/25 - 00:23

双葉町の井戸川町長、「辞任の真意」を語る

1月23日に、辞職を表明した福島県双葉町の井戸川克隆町長が翌24日、OurPlanetTVのインタビューに応じた。

福島第1原発のある双葉町は、原発事故で全住民が町外に避難しており、福島県内の自治体で唯一、福島を離れ、役場機能を埼玉県加須市に移している。政府は去年、双葉町と楢葉町と大熊町の3つの地域に対し、除染で生じた汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設計画を提案。井戸川町長は、政策決定のプロセスに問題があるとして、度々、会議を欠席してきた。

これに対し、町議会は、町長の言動は独善的だとして批判。これまで3回、不信任決議を提出し、12月の議会で全会一致で可決、町長が議会を解散した。1月24日が告示日だった。

1月21日と22日の2日間、町政懇談会が予定されていた双葉町。福島県いわき市、福島市および埼玉県加須市の3カ所で、町民と区長が意見を交わす予定していたが、初日のいわき市内での懇談会は、町長が復興に消極的だとして、批判の声が相次ぎ会議は紛糾。翌日22日、町長が体調の不良を訴えて入院したため、加須市と福島市の懇談会は、町長不在の状態で、会議が開催されていた。

24日の夜の会見では「町民に理解されていない」と語った井戸川町長。なぜ、今のタイミングで、突然、辞職を表明したのかー。胸のうちを語った。撮影協力:西中誠一郎

井戸川町長が町民に宛てたメッセージ「双葉町は永遠に」
http://www.town.futaba.fukushima.jp/message/20130123.html/

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