2023/12/08 - 10:53

被災者に心を寄せる「311のキャンドルナイト」呼びかけ

東日本大震災発生後の原子力緊急事態宣言が発令された3月11日午後7時3分に、キャンドルを灯す「311のキャンドルナイト」を呼びかける記者会見が6日、国会内で開かれた。

イベントを発案したのは、環境団体グリーンアクションの代表・アイリーン・美緒子・スミスさんと、環境広告会社サステナ代表のマエキタミヤコさんと、独立系メディアOurPlanet-TVの代表の白石草さんの3人。13年前に発令された「原子力緊急事態宣言」は今も解除されておらず、多くの被災者がまだ傷ついた心を抱えているとして、3月11日午後7時3分に、ロウソクに火を灯し、被災者に思いを寄せようと呼びかけた。

アイリーン・スミスさんは「福島の事故からもう来年は13年を迎える。この間、本当に多くの被害者が苦しみ、色々な活動して頑張ってる人が日本中、各地にいる」とした上で、それらを「見える化する、つながる、癒すということを考えた」と、イベントの狙いを説明した。

また、震災以降現在も福島に通いながら取材を続けている白石さんは、呼びかけ人のひとりである福島県小高町にある双葉屋旅館の女将・小林友子さんの言葉の「311が近づくと、地元の友達は辛くて辛くて早く過ぎるのを待っていた。でも、もうそろそろ地元の人がこの311を見つめてもいいかなという雰囲気にある」との言葉を紹介。「13年経ったから遅いのではなく、13年たったから改めてこれをスタートをして、次の世代に語り継げるようにしたい」と語った。

2003年に「100万人のキャンドルナイト」を呼びかけた経験のあるマエキタミヤコさんは、イベントのメインビジュアルを紹介。インターネット上で、全国各地で企画された「キャンドルナイト」が視覚化できる仕組みとしたいとした上で、「意見が対立するような人たちでも一緒にできるように」「誰も排除しないイベントとしたい」と抱負を語った。

現時点で、上野千鶴子さん(東京大学名誉教授)や田中優子さん(元法政大学学長)、マリ・クリスティーヌさん、水俣病の胎児生患者の坂本しのぶさんなど、60人の女性が呼びかけ人に名前を連ねている。12月中にホームページを公開し、国内外に浸透させたいとしている。

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