2026/08/08 - 11:33

「大国の横暴が繰り返されている」広島市長〜世界の為政者に核兵器廃絶求める 

広島への原爆投下から81年を迎えた。広島市の平和記念公園では6日、平和記念式典(原爆死没者慰霊式・平和祈念式)が営まれ、松井一實市長は平和宣言で、世界の為政者に向け「いつまで失望させ続けるのか」と核兵器廃絶を強く訴えた。

午前4時ー

日が昇る前から、多くの市民が平和公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に手を合わせたり、花を手向けた。

8時15分

平和公園の外で黙祷を捧げる市民ら

午前8時、平和記念式典が始まった。原爆が投下された8時15分には、平和の鐘が鳴り、1分間の黙とうが捧げられた。式典会場の外でも、平和公園のあちこちで、市民らも目を瞑り、祈りを捧げた。

平和宣言「いつまで失望させ続けるのですか」

松井一實広島市長

松井一實広島市長は平和宣言で、核兵器をめぐる国際情勢について、「核を脅しの道具に使った軍事侵攻や国際法をないがしろにする大国の横暴な振る舞いが繰り返されている」と指摘。その上で、「第三のヒロシマ・ナガサキを作り出すことになりかねません」と強い危機感を示した。

また、世界の為政者に対しては、「いったい、いつまで失望させ続けるのですか」と問いかけ、広島と長崎を訪問して被爆の実相に触れ、核兵器廃絶の決意を世界に向けて発信するよう求めた。また日本政府に対しては、今年11月から開催される核兵器禁止条約の再検討会議へのオブザーバー参加と、同条約の締約国となることを求めた。

総理大臣「非核三原則を堅持している」

一方、高市早苗内閣総理大臣は挨拶で、「我が国は非核三原則を堅持しており」と現状を述べるに止まり、政府の従来方針を維持する方針は示さなかった。また、「世界の安全保障環境は一段と厳しさを増している」との認識を示し、「核兵器のない世界」の実現に向けて、「NPT体制」の維持・強化を訴えるとともに、「ヒロシマ・アクション・プラン」の下で「現実的かつ実践的な取組」を続けていくと述べた。

平和宣言全文

総理大臣挨拶全文

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