2024/03/01 - 18:20

緊急講演会「能登半島地震の震源、珠洲市の原発立地をめぐる闘争を振り返る」

  • 講師:七沢潔さん(ジャーナリスト/中央大学法学部客員教授/元NHKディレクター)
  • 日時:2024年3月19日(火)13時半開場 14時開始 16時半まで
  • 会場:龍谷大学深草キャンパス成就館メインシアター
  • 住所:京都市伏見区深草塚本町67
  • アクセスhttps://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_fukakusa.html
  • 定員:350名*先着順
  • 資料代:学生無料/一般500円

元旦の地震の震源地・珠洲市にかつてあった原発計画は、住民の「包摂と熟議」によって阻止されていたといいます。意見の異なる住民を決して敵視しないで進められた能登被災地の政策形成の経緯を、現地でテレビドキュメンタリーを制作された元NHKディレクターの七沢潔さんが振り返ります。当時制作されたドキュメンタリー番組を引用されながらの講演です。

七沢 潔(ななさわ・きよし) ジャーナリスト
早稲田大学政治経済学部卒業後、1981年にNHKに入局。ディレクターとして主に沖縄、原発、戦争に関するドキュメンタリー番組を制作。長年にわたりチェルノブイリ、東海村、福島で起きた原子力事故を取材してきた。その後2022年に退職するまでNHK放送文化研究所で原子力報道などメディア研究に従事。現在は中央大学法学部客員教授。

 早稲田大学政治経済学部卒業後、1981年にNHKに入局。ディレクターとして主に沖縄、原発、戦争に関するドキュメンタリー番組を制作。長年にわたりチェルノブイリ、東海村、福島で起きた原子力事故を取材してきた。その後2022年に退職するまでNHK放送文化研究所で原子力報道などメディア研究に従事。現在は中央大学法学部客員教授。
 テレビ番組に『放射能食糧汚染〜チェルノブイリ2年目の秋』(1987年)、『原発立地はこうして進む〜奥能登・土地攻防戦』(1990年・「地方の時代」映像祭優秀賞、日本ジャーナリスト会議奨励賞)、『ネットワークでつくる放射能汚染地図〜福島原発事故から2ヶ月』(2011年・文化庁芸術祭大賞、日本ジャーナリスト会議大賞、石橋湛山記念・早稲田ジャーナリズム大賞など)他。
 著書に『原発事故を問う〜チェルノブイリから、もんじゅへ』(岩波新書 1996)、『東海村臨界事故への道〜払われなかった安全コスト』(岩波書店、2005)、『テレビと原発報道の60年』(彩流社、2016)他。
 論文「テレビと原子力」(『世界』2008.06-08連載)で科学ジャーナリスト賞、長年にわたる原子力報道の実践と研究により科学技術社会論学会特別賞(2018年度)を受賞。名実ともに日本を代表するジャーナリストであり、多数の研究論文を著すメディア研究者でもある。

ドキュメンタリー’90 原発立地はこうして進む 奥能登・土地攻防戦

能登半島突端の石川県珠洲市。財政難を打開するために1980年代に原発の誘致を始めた。関西電力は人口250人の高屋地区に担当者を派遣し、用地買収のための借地権交渉を進めてきた。発電所の用地をめぐる住民と電力会社側との攻防を、丹念に記録した問題作。(1990.05.23放送)「地方の時代」映像祭1990優秀賞、日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞(1990年奨励賞)

開催実行委員
松浦さと子(政策学部・「コミュニティメディア政策」「現代社会とメディア」担当)、大島堅一(政策学部)、奥野恒久(政策学部)、櫻井次郎(政策学部)、清水耕介(国際学部)、清水万由子(政策学部)、築地達郎(社会学部)、畑仲哲雄(社会学部)、細川孝(経営学部)、八幡耕一(国際学部)

協力
龍谷大学教職員組合、日本科学者会議京都支部、認定NP法人OurPlanet-TV

<連絡先> 細川 080(3783)7274

●チラシダウンロード https://www.ourplanet-tv.org/wp/wp-content/uploads/2024/03/0319evet_chirashi_final.pdf

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