東京電力柏崎刈羽原発6号機が再稼働した2月9日、市民団体が東京電力本社前で再稼働に抗議するアクションを行った。呼びかけ団体の一つである『環境NGO FoE Japan』の満田夏花さんは、「制御棒は原発の安全の要となる重要な機械です。それが、度々トラブルに見舞われるなか、再稼働を強行していいのか」と訴えた。
柏崎刈羽原発6号機をめぐっては、1月21日午後7時すぎ、約14年ぶりに原子炉の起動操作が行われたが、その約5時間半後の22日未明、制御棒の引き抜き操作中に警報が鳴るトラブルが発生。原因調査のため、22日に原子炉を停止していた。
「最悪の対策だ」〜警報を出ない設定にした東電を批判
東京電力は今月6日の記者会見で、制御棒を動かす装置に電気を流す際、電流が流れ始めるまでに一瞬の遅れが生じたため、その挙動を制御装置(インバーター)が「異常」と判断し、警報が作動したことが、トラブルの原因だったと説明。「遅れ」は許容範囲内の挙動であり、警報は安全上必要な機能ではないとして、警報が作動しないよう設定を見直したとしている。
『原子力規制を監視する市民の会』代表の阪上武さんは東電の対応について、「警報が出たから警報を出ないようにしましたというのは、最悪の対策だ」と厳しく批判。「原子力規制委員会も東京電力も、この一連のトラブルを非常に甘くみているのではないか」と指摘し、「そんな姿勢が、大事故を生むんじゃないか」と警鐘を鳴らした。
東京電力は、2月9日午後2時に原子炉の起動操作をしたと発表。来月3月18日に営業運転を入る計画だという。