参議院で審議中の「国旗損壊罪」法案をめぐり、反対する市民団体が11日、新宿駅前で廃案を訴える集会を開いた。主催者発表で230人以上が参加し、「国旗の前に人権守れ」「人の感情を支配するな」などとコールを行った。
集会は、学生などの若者でつくる団体「平和と民主主義を求める〈青と花と光のレジスタンス〉」などが主催。参加者は「国旗損壊罪反対」「愛国心を押し付けるな」などと書かれたプラカードを掲げ、廃案を訴えた。
国旗損壊罪法案は、「人に著しく不快又は嫌悪の情を催させるような方法」による国旗の損壊などを処罰の対象とし、違反した場合は2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金を科すとしている。同団体の金澤伶さんは集会の冒頭で声明を読み上げ、「この法案は、何を尊重すべきかを刑罰によって強制するものであることは明白だ」と批判。「人が自ら表現を控え、互いを監視し始める社会に私たちは反対します」と訴えた。
また「団地のネコ」の名前で活動する20代の女性は、国旗が神聖視されることにつながると指摘。「アジアの犠牲者が流した血をなかったことにする」と批判した。
同法案は6月30日に衆議院を通過。現在、参議院で審議されている。