福島第一原発事故
2013/04/06 - 22:02

ネグリ氏初講演~マルチチュードと権力:3.11以降の世界

基調講演:アントニオ・ネグリ

日本からの報告:市田 良彦・上野千鶴子・毛利嘉孝

全体討論:コーディネーター:伊藤 守

 
シンポ『マルチチュードと権力:3.11以降の世界』
 
これまで来日を試みながらも、入国がかなわなかったイタリアの政治哲学者アントニオ・ネグリ氏。この度、初来日し、4月6日(土)に日本学術会議で講演を行う。OurPlanetTVでは、この講演の模様を同時通訳音声(日本語)でライブ配信する。
 
<マルチチュードと権力>の視座から、「オキュパイ運動」や「アラブの春」などの政治・民主化運動が、現在のグローバル社会において持つ意味を議論したのち、3.11 以降の日本の社会の変容を、グローバルな文脈の中で捉え直す。
 
配信時間
2013年4月6日(土) 午後1時〜午後4時40分
 
基調講演者
アントニオ・ネグリ
報告者
市田 良彦(神戸大学国際文化学研究科教授)
上野千鶴子(立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授)
毛利嘉孝(東京藝術大学大学院音楽研究科准教授)
コーディネーター・司会
伊藤 守(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
言語
日本語(同時通訳)/フランス語
シンポジウム詳細
http://www.wismc.org/symposium/
 
2013年4月5日配信「官邸前に初来日のネグリ現る」

 

基調講演者 アントニオ・ネグリ氏 (政治哲学者)


1933年イタリアの、パドヴァに生まれる。イタリア全土を揺り動かした、女性・学生・貧民・失業者等、社会的弱者による、新しい社会運動「アウトノミア(労働者自治)」を理論的に統括した知識人として知られる。パドヴァ大学政治社会科学研究所、フランスのエコール・ノルマル(高等師範学校)、パリ第7及び8大学、そして国際哲学院や欧州哲学大学などで教鞭をとる。マイケル・ハートとの共著『帝国』において、「グローバリゼーション」と呼ばれる現象の進展に伴い出現した新しい世界秩序・主権の形態を“帝国”と捉え、物理的領土を必須とした従来の国民国家の主権とは異なる、脱中心化されたネットワーク状の支配装置と論じる一方で、“帝国”による新たな秩序と権力に対抗し、“マルチチュード”によるオルターナティヴな実践の可能性(デモクラシーの運動)を構想することで、大きな影響を及ぼした。
日本語訳のある著作多数、最近の翻訳書に『コモンウェルス—<帝国>を超える革命論(上・下)』(日本放送出版協会、2012)がある。
 

 

 

 

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