オリンピック
2021/03/18 - 10:35

「福島はオリンピックどごでねぇ」聖火リレー出発地で市民ら抗議

東京五輪の聖火リレーが出発する福島県のサッカー場「Jヴィレッジ」前で17日、五輪開催に反対する市民グループが集会を開いた。「福島はオリンピックどごでねぇ」と書かれた横断幕を掲げて「Jヴィレッジ」周辺を練り歩き、東京電力福島第1原発事故の事故処理や新型コロナウイルスへの対応を優先すべきだと訴えた。

抗議呼びかけたのは、福島第一原発事故による国や東京電力の責任を追求してきた被災者団体の全国組織「福島原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)」と、「脱原発福島ネットワーク」。福島県内の住民や避難者ら約30人が参加し、「いまだに苦しい避難生活を続けている人がいる」「福島を利用しているだけで、復興五輪ではない」と訴えた。

「ひだんれん」の武藤類子さんは、「「原発事故が収束した」「避難者はいない」「放射能は怖くない」という雰囲気がつくられたきた。県民が声を上げることが難しい中で、東京五輪が強行されるのは腹立たしい」と国や福島県を批判。また「脱原発福島ネットワーク」の佐藤和良さんは、2月13日の福島県沖の地震で、福島第一原発1号機、3号機の格納容器の損傷が拡大したと指摘。「原発事故は収束していない。見せかけで五輪ムードを煽る。虚構の五輪だ」と訴えた。


出発式が開催されるJヴィレッジのピッチ

聖火リレーは来週25日、Jヴィレッジで無観客の出発式を行い、3日間をかけて福島県内を走る。その後、開会式の7月23日まで、全国859市区町村を巡る予定だ。

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