排外的な世論が高まる中、外国人へ対する差別に反対する市民らが23日、新宿駅南口広場前で集会を開き、300人が集まった。
集会を呼びかけたのは、法政大学元総長の田中優子さんや元文部事務次官の前川喜平さんら。昨年7月の参院選で、外国人への差別を煽動するような発言が広がったのことに危機感を抱き、昨年8月に初めて集会を開き、今回が3回目となる。
「デマと差別で選挙に勝とうとするな!」と訴えたのは、呼びかけ人の一人・弁護士の太田啓子さん。デマと差別はかえって票にならないということを可視化するアクションが必要だと強調した。また音楽プロデューサーの松尾潔さんは、「反差別とは、社会や自分自身を雑に扱わないことだ」と語り、「ここに立ち、考え続ける姿勢が、この社会をもう一段だけ、まともな場所に引き戻してくれると思う」と呼びかけた。
SNSを見て駆けつけたという、都内の会社に勤務する20代の男性は、「差別的な言論が、当たり前のようにパブリックの場で流れているのが怖い」と現在の社会情勢に不安を滲ませる。「差別に反対する人がいることを可視化したい」との思いで、差別に反対する集会に参加しているという。「前回は(差別に)負けてしまった。今回は勝ちたい」と力を込めた。