ビルマ(ミャンマー)
2022/02/01 - 22:57

日本政府は、いつになったら行動するの?~ミャンマー院内集会で若者ら訴え

ミャンマーの軍事クーデターから1年を前に、日本とミャンマーの若者による院内集会が開かれた。国軍による弾圧で家族や友人、同世代の若者が大勢犠牲となるなか「日本政府はいつまで、国軍による暴力を傍観しつづけるのか」と怒りの声が上がった。

議員会館で31日に開かれた院内集会は、外務省はじめ、防衛省、経産省、入管の官僚が出席。「NUG(ミャンマー国民統一政府)の日本政府承認を求める署名(22,566筆)」「国軍への資金源を断て署名(13,201筆)」が外務省の政府担当者らへ手渡しされた。各省庁の担当者への質疑応答の時間も設けられ、「クーデター後も国軍の士官候補生を自衛隊で受け入れ続けるのはなぜか」「国軍に流れている日本の公的資金は、いつになれば停止するのか」といった質問が上がったが「状況を見ながら検討する」という外務省の返答に怒りの声が上がった。

日本政府は国軍の支援をやめて~父親を殺されたミャンマー人青年の訴え

集会では、父親を殺されたカヤン民族のジョン ケーネーディさん(24才)が、国軍の残虐性を知ってほしいとスピーチした。親戚も銃殺され、ジョンさんの実家は国軍によって破壊された。生きのびた母親と他の兄弟は森に逃げて、連絡が取れないという。ジョンさんは「日本政府は、この迫害の事実に目を向け、ミャンマー国民の気持ちを理解して正しい判断をしてほしい。もうこれ以上、国軍を支援するようなことはやめてほしい」と訴えた。

日本政府は曖昧な態度をもうやめて

集会では、4人のパネリストによる「ミャンマーの民主体制を取り戻すために、日本政府は何をすべきか?」が議論された。ミャンマーで一時拘束されたフリージャーナリストの北角裕樹さんは「日本が持っているという国軍との“太いパイプ”、そのパイプに日本の外交が振り回されている。新しいパイプ作りをするべきだ」と指摘した。またチン民族のマイチンさんは、「日本政府は”ミャンマー国民の味方です”という言葉は口にするも、具体的な行動をとらない。国軍に対する態度、日本政府としての姿勢を白黒はっきりしてほしい」と訴えた。

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