「いつまで待たせる夫婦別姓！」
「今すぐ実現！夫婦別姓！」「今すぐ審議！夫婦別姓！」
「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」が７日、東京・永田町の議員会館前で選択的夫婦別姓の実現を求める集会を行った。同会が国会前での集会を呼びかけるのは３回目。約５０人が声を上げた。
結婚を機に妻の姓に変更し、会社の無理解から旧姓を使い続けてきた男性は、仕事と日常で戸籍姓と旧姓を使い分けるうちに、「本当の自分がどちらなのか、だんだん曖昧な気持ちになってくる」と通称名を使い続ける困難さを切々と語り、「自分のアイデンティティが揺らぐ瞬間が頻繁に訪れた」と３０年間を振り返った。男性は「一つの姓で暮らしていれば起こらなかった混乱だ」と結び、選択的夫婦別姓制度の早期導入を訴えた。
一方、両親が国際結婚し、家族の姓がバラバラで育ったという大学生の白坂リサさんは、家族の間で姓が違っても「全く何の不自由も感じなかった」と発言。「みんな同じ姓じゃないと保ちえない「家」って、一体何なんだろうとさえ思います」と家族や子どもを理由に反対する立場を批判した。また若い同世代の反応は、「別姓ダメなの？ まだそんな感じなんだ」といった温度感だと指摘。制度を実現するためには、「声を上げることが必要」と強調し、「私もここで声を上げ、皆さんと連帯したい」と訴えた。
